女子シングルで世界を魅了してきた紀平梨花選手が、2025年9月にアイスダンスへの挑戦を発表し、フィギュアスケート界に大きな衝撃が走りました。
「なぜ今、アイスダンスに?」「フランス五輪を目指すの?」と、驚きとともに多くの疑問の声が上がっています。
この記事では、紀平選手のアイスダンス転向の背景や理由、そして2030年フランス五輪出場の可能性について、最新情報をもとにわかりやすくお伝えします。
【紀平梨花】カナダで活動スタート!
紀平梨花選手は現在、カナダ・モントリオールを拠点にアイスダンスの練習に励んでいます。
2025年9月29日、紀平選手は自身のSNSとオンライン会見で、西山真瑚選手とアイスダンスカップルを結成することを正式に発表しました。
カナダはアイスダンスの世界的強豪国として知られており、特にモントリオールには世界トップクラスの指導環境が整っています。
バンクーバー五輪金メダリストのテッサ・ヴァーチュー&スコット・モイヤー組をはじめ、数々のトップダンサーを育ててきた実績があります。
紀平選手と西山真瑚選手のカップルは、ファンの間で「りかしん」という愛称で親しまれています。
2人はカナダ・モントリオールで練習を重ね、SNSでは練習風景や近況が定期的に投稿されています。
この発表で注目したいのは、「引退」という言葉が一切使われていないこと。
あくまで「新たな挑戦」という位置づけが強調されています。
つまり今回の決断は、競技生活を終えるためではなく、新たな形で続けていくための前向きな一歩なんですね。
紀平梨花がアイスダンス転向の理由はなぜ?
紀平選手がアイスダンスに転向した最大の理由は、長年苦しんできた右足首のケガです。
シングル競技では高難度ジャンプが勝敗を大きく左右します。
これ以上ジャンプを続けることが難しい状況での新たな道として、アイスダンスという選択肢が生まれました。
怪我に悩まされた数年間
皆様にお知らせです📢↓ pic.twitter.com/ZAHjx4gsbs
— Rika Kihira 紀平梨花 (@rika_kihira) September 16, 2025
紀平選手は2021年シーズンに右足の距骨疲労骨折が判明し、その後も完全回復に至らない状況が続いていました。
2022年の北京五輪を断念した後、2022-2023シーズン、2023-2024シーズンと2シーズン連続で競技会を全休。
2024-2025シーズンも、ミラノ五輪の最終選考会となる全日本選手権の予選である中部選手権を欠場しました。
会見では「半年前、1年前は本当に精神的にきつかった時期が続いていた」と当時の心境を率直に明かしています。
想像以上に辛い日々だったことが伝わってきますね。
シングル競技では、トリプルアクセル(3回転半ジャンプ)や4回転ジャンプなど高難度ジャンプが必須です。
着氷時の衝撃は非常に大きく、足首への負担も相当なものになります。
国内で練習をスタートした
— オリエンタルバイオ協賛活動【公式】 (@orientalbio) October 28, 2025
アイスダンスの紀平梨花選手(トヨタ自動車)とオリエンタルバイオ所属の西山真瑚選手⛸️
今朝届いたばかりの練習の様子
今週末の11/1〜2の西日本選手権アイスダンス予選会がデビュー戦です。
りかしんの応援よろしくお願いします✨#フィギュアスケート#アイスダンス… pic.twitter.com/HQ5tF11hwK
一方、アイスダンスはジャンプが禁止されている競技です。
スケーティング技術や音楽表現、パートナーとの調和が重視されるため、足首への負担をぐっと軽減できます。
紀平選手自身も
足の状況は意識せず、制限なく滑っている。全力を尽くせている
と語っており、アイスダンスでは身体的な制約から解放されていることが伝わってきます。
紀平梨花のここが凄い!
紀平選手はシングル時代から、ジャンプだけでなくスケーティングの質や音楽表現にも高い評価を受けてきました。
アイスダンスはまさにその強みを存分に発揮できる競技なんです。
パートナーの西山真瑚選手も、最初の練習で紀平選手の適性を感じたといいます。
お互いが邪魔することなくスムーズに滑れていた。学ぶのがすごく早くて、スケートの感覚がいい。アイスダンスにも向いている。
と高く評価しています。
報道では、紀平選手が「可能性がある限りは諦めず、どのチャンスも使っていけるように努力したい」と語ったことが伝えられています。
これは守りの転向ではなく、未来を見据えた攻めの選択なんですね。
シングルについても「引退というわけではなく、並行してやっていく形」と明言しており、完全な競技転向ではないことも多くのファンを安心させています。
フランスオリンピックを目指してるって本当?
紀平選手は2030年フランス・アルプス五輪を目指していることを公式に表明しています。
全日本選手権終了後のInstagram投稿で「2030年のオリンピックを目指して精一杯努力して参ります」と明確に宣言しました。
ミラノ五輪ではなく2030年を目指す理由は?
2026年ミラノ・コルティナ五輪については、中部選手権を欠場した時点で個人出場の可能性は消えてしまいました。
ただし、団体戦への出場可能性は残されていたため、当初はその道を模索していたようです。
しかし2025年12月の全日本選手権では4位という結果に終わり、残念ながらミラノ五輪代表入りは叶いませんでした。
紀平選手と西山選手のカップルは、2030年フランス・アルプス五輪を現実的な目標として見据えています。
2025年9月にカップルを結成してから、わずか2ヶ月半で全日本選手権に出場するという驚異的なスピードで成長を見せました。
アイスダンスはペア競技のため、息を合わせるのに通常は数年かかるといわれています。
でも、2人は既に高い適性と相性の良さを見せており、4年後の五輪に向けて十分な準備期間があるんです。
西山選手も「4年あれば、しっかりとした演技を作り上げられる」と前向きに語っています。
日本代表を目指して
一部で「フランス代表として出場するのでは?」という憶測も流れましたが、これは事実ではありません。
紀平選手は日本国籍であり、国籍変更などの公式発表は一切ありません。
つまり、目指すのは日本代表としての2030年フランス五輪出場です。
オリンピックのアイスダンス競技に出場するには、
- 国際大会で実績を積んで世界ランキングを上げること
- 国内選考を勝ち抜いて日本代表に選出されること
- 国・地域ごとの出場枠を獲得すること
が必要になります。
現在、りかしんペアは国内大会に出場し始めたばかりの段階です。
これから西日本選手権、全日本選手権、そして国際大会と、段階的に実績を積み重ねていくことになります。
紀平選手の身体能力の高さ、豊かな音楽表現力、そして「誰よりもスケートに対して強い気持ちを持っている」という精神力は、アイスダンスでも大きな武器になるのではないでしょうか。
まとめ
紀平梨花選手のアイスダンス挑戦は、長年苦しんできた右足首のケガと向き合いながら、競技人生を続けるための前向きな決断でした。
シングルで世界を魅了した選手が、新たな舞台で再び輝きを放とうとしています。
2030年フランス五輪については、紀平選手自身が明確に目標として表明しており、日本代表としての出場を目指しています。
「ジャンプの紀平梨花」から「表現の紀平梨花」へ。
その新しい挑戦がどこまで広がっていくのか、これからの歩みから目が離せませんね。
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